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フードバンクはロスじゃない

NPOザ・ピープルの事業は多岐に渡る。福島の農業を元気づける「オーガニックコットンプロジェクト」、リサイクル、リユースを目的とした「古着リサイクル事業」、そして「フードバンクだ」。 フードバンクとは、賞味期限内でも、包装の痛みや印字ミスで市場に販売できない食品、また生産者や...

MUME~厳選した酒と季節の肴の店~

「MUME」オーナー梅谷祐介さん 福島・郡山にある、ふるや農園の放牧豚を使った肩ロースの西京焼き。魚のさわらを低温の油でカリッと煮たコンフィ。福島産の地ビール。聞いただけで涎が出そうになる。珠玉の地酒と肴を今回のイベントで提供するのは、小名浜にある料理屋『MUME』だ。...

エコとは思いやり2

作業方法は、綿繊維を種子を綿から分離する綿繰りに始まる。その綿をカーダーという道具でほぐした後、綿弓という道具で繰り綿をはじき打つことで不純物取り除いて打綿(だめん)にする。最後にその綿を糸車、または小さな糸車、チャルカで糸を紡ぐ。...

エコとは思いやり1

天空の里山 織姫の会 会長 冨田久美子さん 「物を大事にすることは、その物に込められた思いを大事にすることだと思うの」。冨田さんは自室でコーヒーカップを両手で持ちながら、ゆっくりと口に含んだ。 冨田さんは40年間、小学校の教員として勤めた。定年退職後は、ダイビングやお習字な...

有機栽培農家の挑戦 2

有機栽培は、従来の方法に比べて圧倒的に手間がかかる。害虫は飛来し、病気にもなりやすい。だが、福島さんは「それが、本来の自然ではないか」と笑顔で語る。売上も縮小した。それでも我慢できる範囲内だという。 耕作放棄地の増加、農業従事者の高齢化、後継者問題と課題は山積する。福島さん...

有機栽培農家の挑戦 1

「天空の里山」いわき柳生菜園主宰 福島裕さん 福島さんは、福島県出身ではない。東京の赤羽で生まれ育った。35歳の時、農家だった妻の父が倒れてから、妻の実家がある福島に移り住んだ。サラリーマンだった福島さんは、定年するまで仕事を続けた。すでに義父は他界し、義母は80歳になろう...

福島発・オーガニックファッションブランドの萌芽 2

「いわき、何もないなって。好きじゃなかった」。 地元にコンプレックスを抱いていた。だが、震災後に活動を始めて縁したオーガニックコットンを通して、いわきの人々と出会い、地元との繋がりを感じた。会社を経営する今、福島という地域から、自身のオーガニック製品を世界に発信することも夢...

福島発・オーガニックファッションブランドの萌芽

株式会社KiTEN 社長・酒井悠太さん 平屋建ての日本家屋の縁側から里山が見える。創業2019年4月と駆け出したばかりの企業だ。日本の原風景が望める本社から、この先も息長く事業が広がる息吹を感じる。株式会社KiTENの理念は「記憶に残る生業を作る」だ。...

NPO法人ザ・ピープル(オーガニックコットン)

オーガニックコットン栽培担当 渡辺健太郎さん 「農業したことなかったからね、右も左も分からなかった」。 プロジェクトに初期から携わる渡辺健太郎さんが語った。震災時、幸いにも実家に被害はなかったものの、すぐ近所で津波の被害を目の当たりにして衝撃を受けた。その後、故郷に役立ちた...

オーガニックコットンと3.11

NPO法人ザ・ピープルが、オーガニックコットン栽培を始めたのは、東日本大震災がきっかけだった。 原発事故の影響で、福島の農家たちは悩んでいた。風評被害による作物の売上減少、放射線汚染の懸念によって、野菜の栽培を続けていいのか岐路に立たされた。離職する農業者、耕作放棄地が増え...

Organic & Ecological Marche

「オーガニック?マルシェ?」。普段は聞きなれない単語に、思わず首を傾げた。実行委員会のメンバーには、2人の女子大生がいる。それぞれ福島県とは縁もゆかりもない。復興庁主催の復興創生インターン生として、1ヶ月間、福島県・久之浜の商業施設「浜風きらら」で働いている。...

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