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NPO法人ザ・ピープル(オーガニックコットン)

オーガニックコットン栽培担当

渡辺健太郎さん


 「農業したことなかったからね、右も左も分からなかった」。

プロジェクトに初期から携わる渡辺健太郎さんが語った。震災時、幸いにも実家に被害はなかったものの、すぐ近所で津波の被害を目の当たりにして衝撃を受けた。その後、故郷に役立ちたいと、災害ボランティア活動を始めた。そのボランティア先がNPO法人ザ・ピープルだった。農業経験者はほぼいない。試行錯誤しながら、プロジェクトに参画する人々と力を合わせて、事業を一歩ずつ進めてきた。


 裾野は広がりつつある。8年目となった今、栽培地にはボランティア、学校実習、企業研修で多くの人々が訪れる。ボランティアから事業の中心者となった渡辺さんは、「あと2年で、ブランド化できる」と言った。事業は新しい段階へと進んでいる。

 全国に広がった事業を、原点の福島で地域交流の促進にも役立たせたいという。その一歩である本イベントは、地域の人々に活動への理解を広げる趣旨がある。福島だからこそ築かれたオーガニックコットンの輪を、地域住民も巻き込んだ円へと広げていきたい。実行委員会は残り1週間を全力で駆けていく決意だ。


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