オーガニックコットンと3.11
- OEMarche TIMEs
- 2019年9月1日
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更新日:2019年9月2日

NPO法人ザ・ピープルが、オーガニックコットン栽培を始めたのは、東日本大震災がきっかけだった。
原発事故の影響で、福島の農家たちは悩んでいた。風評被害による作物の売上減少、放射線汚染の懸念によって、野菜の栽培を続けていいのか岐路に立たされた。離職する農業者、耕作放棄地が増える中で、新たな農業に注目する人々が現れた。
「口に入れない作物を栽培しよう」。綿花は塩分にも強く、海沿いでも栽培することができる。何より、原発事故を経た福島だからこそ、化学肥料や農薬を使わない、健康にも環境にも優しい農業が着目された。
こうして、福島の農業を活気づけようと、「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」が、2012年に始まったのだ。
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